![]() 11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1のモジュレーターとしてのイソオキサゾール誘導体
专利摘要:
本発明は、11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1 (11β-HSD1)のモジュレーターである式(I)の新規イソオキサゾール化合物、およびその医薬的に許容される塩、溶媒和物、水和物、幾何異性体、互変異性体、光学異性体またはN-オキシドに関する。(I) 本発明は、これらの化合物を含む医薬組成物、および緑内障の処置のための医薬品の製造におけるこれらの化合物の使用にも関する。 公开号:JP2011509977A 申请号:JP2010542637 申请日:2009-01-16 公开日:2011-03-31 发明作者:スティルビェルン・ビストレム;マルティン・ハラルドション;ヤン・テイブラント;ラース・ヨハンション 申请人:ビオヴィトルム・アクチボラゲット(プブリクト)Biovitrum AB(publ); IPC主号:C07D413-06
专利说明:
[0001] 本発明の分野 本発明は、11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1 (11β-HSD1)のモジュレーターであり、11β-HSD1活性と関連のある病状の処置に使用される式(I)の新規イソオキサゾール化合物に関する。本発明はまた、これらの化合物を含む医薬組成物、緑内障の処置用医薬品の製造におけるこれらの化合物の使用、およびこれらの化合物の製造方法にも関する。] [0002] 技術分野 緑内障、即ち原発性開放隅角緑内障(POAG)の異種疾患群は、最も蔓延しており、全体的な失明のうち14%が関与する不可逆的な失明の主要原因である。緑内障は、上昇した眼内圧(IOP)に関する様々なリスクファクターに関連する視野欠損に関連する視覚神経疾病を特徴とするもので、処置および制御することが可能である。該IOPは、繊毛上皮による房水(AH)の生成と、小柱網(TM)、シュレム管およびぶどう膜強陵流出路を介する排水との良好なバランスにより制御される。コルチコステロイドにより局所的に処置された正常集団の約3分の1がIOPの中程度の増加をきたし、POAGに罹る全ての患者がコルチコステロイドの局所治療後に実質的に増加したIOPをきたしたため、この過程をコルチコステロイドにより制御することができる[Armaly、Arch. Ophthalmol. 1963、70、483-491; Armaly、Arch. Ophthalmol. 1963、70、492-499; Becker、Invest. Ophthalmol. 1965、4、198-205; Armaly、Arch. Ophthalmol. 1967、77、747-751]。さらに、クッシング症候群に罹患している患者は、増加したIOPを呈する[Sayegh et al.、Ophthalmic Res. 1975、7、390-394]。] [0003] ステロイドホルモン受容体の占有および活性化は、ステロイドホルモンをその不活性代謝体に変換するヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(HSD)により制御される[近年の論評については、Nobelら(Eur. J. Biochem. 2001、268、4113-4125)を参照されたい]。様々なクラスのHSDが存在しており、これらの中の11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(11β-HSD)は、活性なグルココルチコイド(例えば、コルチゾールおよびコルチコステロン)とその不活性形態(例えば、コルチゾンおよび11-デヒドロコルチコステロン)との相互変換を触媒する。コルチゾンをコルチゾールに活性化するアイソフォーム11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1(11β-HSD1)は、とりわけ肝臓、脂肪組織、脳、肺および他のグルココルチコイド組織において発現し、グルココルチコイド作用の低下により緩和され得る多くの疾患、例えば糖尿病、肥満および加齢関連認知障害を対象とする治療のための潜在的な標的である[Seckl et al.、Endocrinology 2001、142、1371-1376]。] [0004] 驚くべきことに、健康な被験者のパイロット非対照試験において、非選択的な11β-HSD1/11β-HSD2阻害剤であるカルベノキソロン(CBX)は、経口投与により眼内圧(IOP)を20%低下できることを示した[Rauz et al.、Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 2001、42、2037-2042]。同様に、高眼圧罹患患者のプラセボコントロール試験は、経口投与されたCBXにより10%のIOP低下が誘導された[Rauz et al.、Q. J. Med. 2003、96、481-490]。組織発現試験から、ヒト繊毛上皮細胞においては11β-HSD2ではなく11β-HSD1の存在が示された。この眼球組織における優勢な11β-HSD1発現は、健康な対象および患者の両方のAHにおいてコルチゾンに対してコルチゾールの過剰なレベルにより裏付けられており、一方でこの逆が尿において観察され、腎臓における11β-HSD2活性を反映している。まとめると、この結果は、眼内の11β-HSD1の選択的阻害は、既に上昇しているIOPを低下するため、即ち緑内障を処置するための価値のある手法であり得ることを示唆している[US 6,548,053; see also Walker et al.、poster P3-698 at the Endoctine Society Meeting June 12-15、1999、San Diego]。] [0005] 眼への局所適用は、眼疾患の薬理学的介入にとっての好ましい経路である。これは所望の作用部位にて活性化合物を高濃度とし、同時に全身の副作用についてのリスクを低下するためである。水溶液は、緑内障の薬剤のための好ましい処方として広く認められている。] [0006] いくつかの置換イソオキサゾール化合物が先行技術から知られており、WO 01/29015では下部尿路閉塞症候群の処置における使用のためにα1aアドレナリン作動性受容体についての選択性を増強したイソオキサゾール誘導体を記述している。WO 2007/114124では、肥満処置用の11β-HSD1阻害剤として置換イソオキサゾール誘導体を記述している。] [0007] しかしながら、置換イソオキサゾール化合物が、緑内障の処置のために眼への局所適用に好適であることを示したものはこれまでにない。] [0008] 本発明の開示 驚くべきことに、式(I)のイソオキサゾール化合物は、強力かつ選択的な11β-HSD1阻害剤であり、緑内障の処置のための眼への局所適用に特に好適である物理化学的特性を有することが判った。] [0009] 第一の態様において、本発明は式(I)の化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、水和物、幾何学異性体、互変異性体、光学異性体またはN-オキシドに関する: (I) 式中、 X-Yは、N-OまたはO-Nを示す; R1は、ハロゲン、シアノ、CF3、OCF3、C1-4-アルキル、ヒドロキシ-C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ-C1-4-アルキルおよびC1-4-アルコキシからなる群から独立して選択され;または 2つの置換基R1は、それらに結合する炭素原子と共に、所望によりOおよびNから選択された1以上のヘテロ原子を含有する5または6員芳香族または非芳香族環を形成し、かつ該環はハロゲン、シアノ、CF3、OCF3、C1-4-アルキル、ヒドロキシ-C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ-C1-4-アルキルおよびC1-4-アルコキシからなる群から選択される1以上の置換基により所望により置換され; R2は、C1-8-アルキル、ヒドロキシ-C1-8-アルキル、C1-8-アルコキシ-C1-8-アルキル、C1-8-アルコキシ、ヒドロキシ-C1-8-アルコキシ、C1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシ、C3-8-シクロアルキル、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル、C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキル、C3-8-シクロアルキルオキシ、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキルオキシおよびC1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキルオキシからなる群から独立して選択され; aは、0、1または2であり;および mおよびnは、各々独立して0、1または2である; 但し、該化合物が、以下からなる群から選択されない: 1-[(5-フェニル-4-イソオキサゾリル)カルボニル]-ピペリジン; 5-フェニル-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 5-(4-フルオロフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 5-(4-クロロフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 5-(4-ブロモフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 5-(4-メチルフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 5-(4-メトキシフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール; 4-{[2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール; 4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール; 4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール; 5-(2-クロロフェニル)-4-{[2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール; 5-(2-クロロフェニル)-4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール; 5-(2-クロロフェニル)-4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール; 4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール; 4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール; 5-(4-クロロフェニル)-4-{[2-(イソプロピル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール; 2-(1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-(1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-[1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(4-メトキシフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 3-(1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)ペンタン-3-オール; 3-(1-{[3-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)ペンタン-3-オール; 3,5-ジメチル-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン; 1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}-3,5-ジメチルピペリジン; 3,5-ジメチル-1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン; 5-エチル-2-メチル-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン; 1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}-5-エチル-2-メチルピペリジン; および 5-エチル-2-メチル-1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン。] [0010] 本発明の好ましい実施態様において、R1は、ハロゲンまたはC1-4-アルキルであるか、または2つの置換基R1は、それらに結合する炭素原子と共に、5-または6-員環を形成する。最も好ましい実施態様において、R1は、F、Clまたはメチルであるか、または2つの置換基R1はそれらに結合する炭素原子と共に6-員芳香族環を形成する。] [0011] 別の好ましい実施態様において、置換基R2を担持する複素環式環は、ピペリジン環である。即ち、aは好ましくは1である。] [0012] 別の好ましい実施態様において、ピペリジン環は1つの置換基R2で置換される。すなわち、nは好ましくは1である。] [0013] 別の好ましい実施態様において、R2は、ヒドロキシ-C1-8-アルキルまたはC1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシである。最も好ましい実施態様において、R2は、1-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシエチルまたは1-ヒドロキシ-1-メチルエチルである。] [0014] 本発明の特定の好ましい化合物は、下記群から選択されるものである: 2-(1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-(1-{[5-(3-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(3-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-(1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-2-イル)エタノール; 2-(1-{[5-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-(1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(2-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[5-(1-ナフチル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3S)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 2-((3R)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール; 1-(1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)エタノール;および 2-((3S)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール。] [0015] 本発明の別の態様は、治療に使用するための式(I)の化合物である。上記に定義したとおりの化合物は、強力かつ選択的な11β-HSD1阻害剤である。それ自体、それらは緑内障の処置または予防に有用である。即ち、本発明は、緑内障の処置または予防における使用のための式(I)の化合物に関する。] [0016] 別の態様において、本発明は、緑内障の処置または予防のための医薬品製造における式(I)の化合物の使用に関する。] [0017] さらに別の態様において、本発明は、かかる処置が必要なヒト対象に式(I)の有効量の化合物を投与することを含む緑内障の処置または予防のための方法が包含される。] [0018] さらに別の態様において、本発明は、活性成分として式(I)の化合物を、医薬上許容し得る希釈剤または担体と組み合わせて含む医薬製剤を提供する。該医薬製剤は緑内障の処置または予防に有用である。] [0019] 本明細書に記載された方法は、特別に規定された処置を必要とする患者を同定する方法を包含する。かかる処置が必要な患者の同定は、患者または医療管理専門家の判断において行うことができ、また主観的(例えば、意見)または客観的(例えば、試験または診断方法により測定可能なもの)であってもよい。] [0020] 定義 以下の定義は、明細書および添付の請求の範囲の全体をとおして適用される。] [0021] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルキル」は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を指す。該C1-8-アルキルの例には、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、および直鎖または分枝鎖ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルが挙げられる。「C1-8-アルキル」範囲のその全てのサブグループは、例えば、C1-7-アルキル、C1-6-アルキル、C1-5-アルキル、C1-4-アルキル、C1-3-アルキル、C1-2-アルキル、C2-8-アルキル、C2-7-アルキル、C2-6-アルキル,C2-5-アルキル、C2-4-アルキル、C2-3-アルキル、C3-8-アルキル、C3-7-アルキルなどが含まれる。] [0022] 別途規定または記載がなければ、用語「ヒドロキシ-C1-8-アルキル」は、OHで置換されたその水素原子を有する直鎖または分枝鎖C1-8-アルキル基を指す。該ヒドロキシ-C1-8-アルキルの例には、ヒドロキシメチル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシプロピル、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルおよび1-ヒドロキシ-1-メチルエチルが挙げられる。] [0023] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルコキシ」は、酸素を介して分子の残余部に結合した直鎖または分枝鎖C1-8-アルキル基を指す。該C1-8-アルコキシの例には、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、t-ブトキシ、および直鎖または分枝鎖ペントキシ、ヘキソキシ、ヘプトオキシおよびオクトオキシが挙げられる。「C1-8-アルコキシ」範囲の部分について、全てのそのサブグループには、例えばC1-7-アルコキシ、C1-6-アルコキシ、C1-5-アルコキシ、C1-4-アルコキシ、C1-3-アルコキシ、C1-2-アルコキシ、C2-8-アルコキシ、C2-7-アルコキシ、C2-6-アルコキシ、C2-5-アルコキシ、C2-4-アルコキシ、C2-3-アルコキシ、C3-8-アルコキシ、C3-7-アルコキシなどが含まれる。] [0024] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルコキシ-C1-8-アルキル」は、直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基により置換されるその水素原子を有する直鎖または分枝鎖C1-8-アルキル基を指す。該C1-8-アルコキシ-C1-8-アルキルの例には、メトキシメチル、1-メトキシエチル、2-メトキシエチルおよび2-エトキシエチルが挙げられる。] [0025] 別途規定または記載がなければ、用語「ヒドロキシ-C1-8-アルコキシ」は、OHで置換されるその水素原子を有する直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基を指す。該ヒドロキシ-C1-8-アルコキシの例には、ヒドロキシメトキシ、2-ヒドロキシエトキシおよび2-ヒドロキシプロポキシが挙げられる。] [0026] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシ」は、直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基により置換されたその水素原子を有する直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基を指す。該C1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシの例には、メトキシメトキシ、2-メトキシエトキシおよび3-メトキシプロポキシが挙げられる。] [0027] 別途規定または記載がなければ、用語「C3-8-シクロアルキル」は、3〜8個の炭素原子を有する単環式の飽和炭化水素環系を指す。C3-8-シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルが挙げられる。「C3-8-シクロアルキル」の範囲の部分について、その全てのサブグループには、例えば、C3-7-シクロアルキル、C3-6-シクロアルキル、C3-5-シクロアルキル、C3-4-シクロアルキル、C4-8-シクロアルキル、C4-7-シクロアルキル、C4-6-シクロアルキル、C4-5-シクロアルキル、C5-8-シクロアルキル、C5-7-シクロアルキル、C6-8-シクロアルキル、およびC6-7-シクロアルキルが含まれる。] [0028] 別途規定または記載がなければ、用語「ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル」は、OHで置換されたその水素原子を有するC3-8-シクロアルキル基を指す。該ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキルの例には、3-ヒドロキシシクロペンチルおよび4-ヒドロキシシクロヘキシルが挙げられる。] [0029] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキル」は、直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基で置換したその水素原子を有するC3-8-シクロアルキル基を指す。該C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキルの例には、3-メトキシシクロペンチルおよび4-メトキシシクロヘキシルが挙げられる。] [0030] 別途規定または記載がなければ、用語「C3-8-シクロアルキルオキシ」は、該分子の残余部に酸素を介して結合したC3-8-シクロアルキル基を指す。該C3-8-シクロアルキルオキシの例には、シクロプロピルオキシ、シクロペンチルオキシおよびシクロヘキシルオキシが挙げられる。] [0031] 別途規定または記載がなければ、用語「ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキルオキシ」は、OHで置換されたその水素原子を有するC3-8-シクロアルキルオキシ基を指す。該ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキルオキシの例には、3-ヒドロキシシクロペンチルオキシおよび4-ヒドロキシシクロヘキシルオキシが挙げられる。] [0032] 別途規定または記載がなければ、用語「C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキルオキシ」は、直鎖または分枝鎖C1-8-アルコキシ基により置換されたその水素原子を有するC3-8-シクロアルキルオキシ基を指す。該C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキルオキシの例には、3-メトキシシクロペンチルオキシおよび4-メトキシシクロヘキシルオキシが挙げられる。] [0033] 炭素原子と共に2つの置換基R1が本明細書に記述されている場合、それらが結合して、5または6員芳香族または非芳香族環を形成する、該環は、所望によりOおよびNから選択された1以上のヘテロ原子を含有してもよい。かかる二価の置換基R1の例には、−CH=CH−CH=CH−、−O−CH2−O−(メチレンジオキシ)および−O−CH2−CH2−O−(エチレンジオキシ)が挙げられる。] [0034] 「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指す。] [0035] 「ヒドロキシ」は、−OH基を指す。] [0036] 「シアノ」は、−CN基を指す。] [0037] 「CF3」は、トリフルオロメチル基を指す。] [0038] 「OCF3」は、トリフルオロメトキシ基を指す。] [0039] 「所望の」または「所望により」とは、後に記載された事象または環境が必ずしも生じる必要がなく、また事象または環境が発生する例およびそれが発生しない例を包含することを意味する。] [0040] 「医薬的に許容され得る」とは、本明細書において、一般的に安全かつ無害で、生物学的に望ましくないものでも、その他の点で望ましくないものでもなく、ヒトの医薬に有用である、医薬組成物を調製する際に有用であることを意味する。] [0041] 本明細書で使用されるような「処置」とは、指定された障害または症状の予防、一旦それが確立されてからの障害の緩和または排除を包含する。] [0042] 「有効量」とは、治療を受ける対象に治療効果(例えば、処置、コントロール、緩和、防止、発病の遅延、または疾患、障害または症状、またはその兆候の発症のリスク低下)を与える化合物の量を指す。治療効果は客観的(すなわちいくつかの試験または指標によって計測可能であること)であっても主観的(すなわち対象が効果についての兆候または感触を与えること)であってもよい。] [0043] 「プロドラッグ」とは、生理学的条件下または加溶媒分解により、本発明の生物学的に活性な化合物に変換され得る化合物を指す。プロドラッグは、それが必要な患者に投与される場合に不活性であるが、インビボで本発明の活性な化合物に変換され得る。プロドラッグは、一般的にインビボで迅速に変換されて、例えば加水分解により本発明の親化合物を獲得する。該プロドラッグ化合物は、通常、哺乳類における溶解性、組織適合性または遅延放出性に関する利点を提供する(Silverman、R. B.、The Organic Chemistry of Drug Design and Drug Action、2nd Ed.、Elsevier Academic Press (2004)、pp. 498-549を参照されたい)。本発明の化合物のプロドラッグは、該改変が常套の操作またはインビボのいずれかで本発明の親化合物に解裂されるような方法で、本発明の化合物に存在する官能基、例えばヒドロキシ基などを改変することにより製造される。プロドラッグの例には、ヒドロキシ官能基の酢酸塩、ギ酸塩およびコハク酸塩の誘導体が挙げられるが、これらに限定するものではない。] [0044] 明細書および添付の請求の範囲により、所定の化学式または化合物名は、その全ての塩、水和物、溶媒和物、N-オキシドおよびプロドラッグ形態を包含する。さらに、所定の化学式または化合物名は、その全ての互変異性体および立体異性形態を包含する。立体異性体には、エナンチオマーおよびジアステレオマーが包含される。エナンチオマーは、その純粋形態で、またはラセミ形態(等量)または2つのエナンチオマーの不均衡な混合物で存在し得る。ジアステレオマーは、その純粋形態またはジアステレオマーの混合物として存在し得る。ジアステレオマーはまた、その純粋なシスまたはトランス形態またはそれら混合物で存在し得る幾何異性体を包含し得る。] [0045] 式(I)の化合物は、そのまま使用され得るか、または必要に応じてその医薬上許容し得る塩(酸または塩付加塩)として使用され得る。下記の医薬上許容し得る付加塩は、該化合物が形成することが出来る治療上活性な非毒性酸および塩付加塩形態を含むことを意味する。塩基特性を有する化合物は、塩形態を適切な酸で処置することによりその医薬上許容し得る酸付加塩に変換され得る。例示的な酸には、無機酸、例えば、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、硫酸、リン酸;および有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、グリコール酸、マレイン酸、マロン酸、シュウ酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、p-アミノサリチル酸、パモン酸、安息香酸、アスコルビン酸などである。例示的な塩付加塩形態は、ナトリウム、カリウム、カルシウム塩、および医薬上許容し得るアミン、例えばアンモニア、アルキルアミン、ベンザチン、およびアミノ酸、例えばアルギニンおよびリシンとの塩である。本明細書で使用した用語「付加塩」は、化合物およびその塩が水和物、アルコラートなどを形成することができる溶媒和物を含む。] [0046] 組成物 臨床的使用について、本発明の化合物は、点眼投与用の医薬製剤に製剤される。本発明の化合物は、生理学的に許容し得る担体、賦形剤、または希釈剤と共に投与され得る。] [0047] その中に溶解した、分散した、または懸濁した状態で活性成分を含む薬理学的組成物の調製は、当分野では十分知られている。通常、このような組成物は、水性または非水性の液体の溶液または懸濁液のいずれかとして点滴物(点眼液)用の滅菌組成物として調製されるが、使用前に液体状態とするような、溶液、分散液または懸濁液に適した固体形態を調製することもできる。該製剤を乳化されてもよい。] [0048] 該活性成分は、本明細書に記載した治療方法で使用するに好適な量で、該活性成分と医薬上許容し得て混合可能な賦形剤と混合され得る。所望であれば、該組成物は、活性成分の有効性を増強する補助物質、例えば湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤などを含有してもよい。] [0049] 医薬上許容し得る担体は、技術的に周知である。液体担体の例としては、活性成分および水以外の成分を含まない滅菌水溶液、またはリン酸ナトリウムなどの緩衝剤を含有する生理的なpH値の滅菌水溶液、生理的食塩水を含有する滅菌水溶液、またはその両方、たとえばリン酸緩衝化生理的食塩水を含有する滅菌水溶液がある。さらに、水溶液の担体は、二種以上の緩衝塩、ならびにたとえば塩化ナトリウムおよび塩化カリウムなどの塩、デキストロース、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびその他の溶質を含有することもできる。] [0050] 液体組成物に、水の他におよび水を除外して液相を含有させることもできる。このような追加の液相の例としては、グリセリン、植物油、有機エステルおよび水−油型エマルジョンがある。] [0051] 好ましくは、該医薬組成物は、可溶化剤、乳化剤および/または浸透エンハンサーとして有用な1以上の薬剤を含む。当分野で周知のかかる剤には、例えば化学名Cremophor(登録商標)(BASF)として販売される剤が挙げられる。例は、Cremophor(登録商標)RH 40 (ポリオキソールヒマシ油;CAS No. 61788-85-0)である。] [0052] 本発明の化合物の製造 上記式(I)の化合物は、従来方法または従来方法に類似した方法により製造され得る。本発明の実施例に従う中間体および化合物の調製は、特に下記スキーム1および2により説明できる。本明細書のスキームにおける構造において可変部の定義は、本明細書に下線した式中の対応する位置の定義に一致する。] [0053] 好適なアセトフェノン(II)から開始して、5-(フェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸メチルエステル(V)をいくつかの合成ステップにて容易に得ることができる。エステルの加水分解の後、該カルボン酸(VI)を、TBTUによる処置により活性化するか、または対応する酸塩化物に変換し、好適な環状アミン(VII)と反応させて、所望の式(I)の化合物を形成させる。これをスキーム1に一般的に示す。] [0054] スキーム1 式中、R1-R2、a、n および m は、式(I)の定義と同じである。 スキーム2は式(I)の異性体イソオキサゾール化合物の製造を示す。好適に置換されたベンズアルデヒド(VIII)から開始して、3-(フェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルエステル(XI)を3つのステップにて得る。その後、式(I)の化合物は、エステル(XI)の加水分解、および活性化剤としてTBTUの存在下で得られる酸(XII)と好適な環状アミン(VII)との縮合により容易に形成されるか、または該酸から対応する塩酸への変換により容易に形成される。] [0055] スキーム2 式中、R1-R2、a、nおよびmは式(I)の定義と同じである。] [0056] 式(I)の化合物を製造するために必要な開始物質は、市販購入するか、または当分野では既知の方法により製造することができる。] [0057] 実験の章において下記に記載した方法を実施して、遊離の塩の形態または酸付加塩として本発明の化合物を提供することができる。医薬上許容し得る酸付加塩は、塩基化合物から酸付加塩を製造するための従来の方法に従って、好適な有機溶媒中に遊離塩を溶解すること、および該溶液を該酸と処置することにより得ることができる。付加塩を形成する酸の例は上記のとおりである。] [0058] 式(I)の化合物は、1以上のキラル炭素原子を有し得る、従ってそれらは光学異性体の形態、例えば純粋なエナンチオマーまたはエナンチオマー混合物(ラセミ体)として、またはジアステレオマーを含有する混合物の形態で得られる。純粋なエナンチオマーを得るための光学異性体混合物の分割は、当分野ではよく知られており、例えば光学活性な(キラルな)酸との塩の分別結晶またはキラルカラムでのクロマトグラフィー分割により達成される。] [0059] 本明細書に記載した合成経路において使用した化学物質には、例えば溶媒、試薬、触媒、ならびに保護基および脱保護基試薬が挙げられる。保護基の例は、t-ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルおよびトリチル(トリフェニルメチル)である。上記方法は、該化合物を完全に合成できるように好適な保護基を加えるかまたは除去するために本明細書で具体的に記載した該ステップの前または後にさらなるステップを含んでもよい。さらに、様々な合成ステップを、所望の化合物を得るために別の順序または順番で実施してもよい。適切な化合物を合成する際に有用な合成化学の変換および保護基の手法(保護および脱保護)は当分野では既知であり、例えば「R. Larock、Comprehensive Organic Transformations、VCH Publishers (1989); T.W. Greene and P.G.M. Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、3rd Ed.、John Wiley and Sons (1999); L. Fieser and M. Fieser、Fieser and Fieser's Reagents for Organic Synthesis、John Wiley and Sons (1994);and L. Paquette、ed.、Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis、John Wiley and Sons (1995) and subsequent editions thereof」に記載の方法が挙げられる。] [0060] 下記略語が用いられる:] [0061] 本明細書における可変部分の任意の定義における化学基のリストの記述は、記述した基の任意の一つの基または組合せとして変更可能なものの定義を包含する。本明細書の実施態様の記述には、いずれか一つの例または任意の実施態様またはその部分を組み合わせた実施態様を包含する。] [0062] 本発明は、下記の非限定的な実施例によりさらに説明される。特定の実施例は、単なる説明として構成されるべきものであって、いかなる方法においても開示部分以外を限定するものではない。さらなる記述なしに、当業者が本明細書の記述を基にして本発明をその全範囲まで利用できると考えられる。本明細書において引用した全ての参考文献および学術文献は出典明示によりその全てを本明細書に組み込まれる。] [0063] 実施例および中間化合物 実験方法 全ての試薬は市販等級であり、特記がなければさらなる精製をせずに使用した。特記がなければ全て他の場合において試薬等級の溶媒を使用した。分取HPLC/MSをWaters/Micromass Platform ZQ systemで行い、分取HPLC/UVを実施例において特定した実験の詳細に従ってGilson systemで行った。分析用HPLC/MSを、エレクトロスプレーインターフェースを備えたAgilent 1100/1200 Seriesの液体クロマトグラフ/質量選択検出器(MSD) (Single Quadrupole) (1946A/1946C/1956C/6110)を用いて行った。分取フラッシュクロマトグラフィーを、Merckシリカゲル60 (230-400メッシュ)で行った。マイクロ波反応を、アルミニウムキャップおよび隔膜を取付けた0.5-2 mLまたは2-5 mLのSmith Processバイアルを用いてPersonal Chemistry Smith CreatorまたはPersonal Chemistry Smith Optimizerにより行った。高分解能質量スペクトル(HRMS)をAgilent 1100 HPLC系と連結したAgilent MSD-TOFで得た。分析中に、該校正を2つの質量点により確認し、必要な場合には自動訂正した。スペクトルを陽性の電気スプレーモードにて得た。この取得した質量範囲はm/z 100-1100である。質量ピークのプロファイル検出を使用した。化合物をACD化学名6.0を用いて命名した。] [0064] 中間体1 5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸 ステップ1:メチル3-(2-メチルフェニル)-3-オキソプロパノエート] [0065] 2-メチルアセトフェノン(20 g、149 mmol)をトルエン(20 mL)に溶解し、室温でトルエン(約150 mL)中のNaH(7.16 g、298 mmol)およびジメチルカーボネート(14.8 g、164 mmol)の攪拌したスラリーにゆっくりと添加した。該反応をLCMSによりモニターした。開始アセトフェノンが消費されたときに、MeOH (約10 mL)を約10分間かけて攪拌しながら添加し、クラッシュアイス(50 mL)に供した。該混合物を、CH2Cl2で希釈して、HCl水溶液(9-12 M)により酸性とした。該有機相を分離し、該水相をCH2Cl2で抽出した。併せた有機相を乾燥(Na2SO4)させ、該溶媒を蒸発させて、表題化合物(>95%純度)(27.2 g)を得た。MS m/z 193 [m+1]] [0066] ステップ2:メチル(2Z)-3-(ジメチルアミノ)-2-(2-メチルベンゾイル)アクリレート] [0067] メチル3-(2-メチルフェニル)-3-オキソプロパノエート(27.1 g、141 mmol)をトルエン(100 mL)に溶解した。DMF-DMA(17.6 g、148.0 mmol)を添加し、該反応混合物を70℃で攪拌した。開始物質を消費した時に(LCMSによる追跡して)、該反応混合物を室温まで冷却し、該溶媒を蒸発させ、次のステップで使用される表題化合物(> 95%純度)(34.1 g)を得た。MS m/z 248 [m+1]] [0068] ステップ3:メチル5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボキシレート] [0069] メチル(2Z)-3-(ジメチルアミノ)-2-(2-メチルベンゾイル)アクリレート(34.0 g、138 mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(10.1 g、145 mmol)をMeOH (150 mL)に溶解し、得られる溶液を室温で攪拌した。該反応をHPLCにより追跡した。18時間後、該溶媒の90%を蒸発させて、該残留物をCH2Cl2に溶解し、水で洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。該溶媒を蒸発させて、表題化合物(28.5 g)(> 95%純度)を得た。MS m/z 218 [m+1]] [0070] ステップ4: 5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸] [0071] メチル5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボキシレート(8.00 g、36.8 mmol)を、HOAc(40 mL)に溶解した。濁度が観察されるまで、HCl(濃)(約40 mL)を室温で攪拌しながら添加した。該反応混合物を、70℃で攪拌し、HPLCにより追跡した。18h後に、該反応を室温に冷却して、水(100 mL)により希釈し、CH2Cl2(2 x 50 mL)で抽出した。併せた有機相を水(50 mL)で洗浄した。該有機相をK2CO3で中和し、K2CO3水溶液(3 x 100 mL)で抽出した。併せたアルカリ性水相をCH2Cl2(約50 mL)で洗浄し、HCl水溶液(濃)で酸性化し、CH2Cl2(3 x 100 mL)で抽出した。併せた有機相を乾燥させて(Na2SO4)、該溶媒を蒸発させて、ベージュ色の固体(6.51 g)(>98 %純度)を得た。MS m/z 204 [m+1]] [0072] 中間体2-12 好適に置換したアセトフェノンから開始して、中間体2-12を中間体1について概要した方法に従って製造した。] [0073] ] [0074] 中間体13 3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸 ステップ1: 2,4-ジメチルベンズアルデヒドオキシム MeOH(75 mL)中の2,4-ジメチルベンズアルデヒド溶液(10.0 g; 74.5 mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(7.73 g; 111 mmol)およびピリジン(10 mL)溶液を、室温で一晩攪拌した。該溶媒を蒸発させて、該粗生混合物をCH2Cl2(150 mL)に溶解し、水(4 x 25 mL)で洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。該溶媒を蒸発させて、室温で固化した透明な油(10.1 g)を得て、次のステップで使用した。MS m/z 150 [m+1]] [0075] ステップ2: 2,4-ジメチル-N-ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド] [0076] DMF(100 mL)中の2,4-ジメチルベンズアルデヒドオキシム(6.12 g、41.1 mmol)の攪拌溶液に、DMF中のN-クロロスクシンイミド溶液(6.30 g、47.2 mmol)を室温で90分間にわたり少量ずつ添加した。該反応混合物を終夜攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈し、氷水で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、表題化合物(6.92 g)を黄色油として得た。MS m/z 184 [m+1]] [0077] ステップ3:エチル3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボキシレート] [0078] ジエチルエーテル(30 mL)中にエチル-3-(ジメチルアミノ)アクリレート(1.56 g、10.9 mmol)の氷冷溶液(30 mL)に、トリメチルアミン(1.52 ml、10.9 mmol)を添加し、次いでジエチルエーテル(15 mL)に溶解した2,4-ジメチル-N-ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロライド(2.012 g、10.96 mmol)を滴加した(1hにわたり)。白色沈殿物が形成し、さらにジエチルエーテル(50 mL)を添加した。該氷浴をはずし、該反応混合物を22℃で一晩攪拌した。該固体を濾去し、該有機相を5% HOAc水溶液(3x)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、該溶媒を蒸発させて表題化合物(2.54 g)を得た。MS m/z 246 [m+1]] [0079] ステップ4: 3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸] [0080] HOAc (10 mL)および12MHCl水溶液(5 mL)中のエチル3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボキシレート溶液(890 mg、3.63 mmol)を、マイクロ波反応器内で110℃で70分間攪拌した。該反応混合物を、シリカの半分用量まで濃縮し、トルエンで希釈した。該水相を除去し、該有機相を1M HCl水溶液で抽出した。併せた水相をトルエンで抽出し、該有機相を併せて濃縮した。該残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH 9:1)により精製して、褐色油として表題化合物(723 mg)を得た。MS m/z 224 [m+1]] [0081] 中間体14-16 好適に置換したベンズアルデヒドから開始して、中間体14-16を、中間体13について概要した方法に従って製造した。] [0082] 中間体17 2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩] [0083] CH2Cl2(25 mL)中のエチル(S)-ピペリジン-3-カルボキシレート(25.0 g、159 mmol)溶液をCH2Cl2(150 mL)中のジ-tert-ブチルジカーボネート(36.5 g、167 mmol)の攪拌溶液に室温で滴加した。該反応を一晩攪拌に供した。該粗生混合物を、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、次いで90分間10%のNH3水溶液(約30 mL)と共に攪拌した。該有機相を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、該溶媒を蒸発させて、静置固化する透明な油として1-tert-ブチル 3-エチル (3S)-ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート(39.7g)を得た。] [0084] 乾燥THF(100 mL)中の1-tert-ブチル3-エチル(3S)-ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート(16.0 g、62.2 mmol)の溶液を、THF/トルエン(100 mL、1.4 M、140 mmol)中のMeMgBr攪拌溶液に1時間にわたり滴加した。該反応温度を、氷により冷却して25℃以下に保った。該反応混合物を終夜攪拌して、pH試験紙により酸性表示となるまで水(約5 mL)の後にHCl水溶液(6 M)を滴加して反応停止した。該有機相を分離し、該溶媒を蒸発させた。該残渣を、CH2Cl2に溶解し、水(約50 mL)で洗浄し、乾燥させて(Na2SO4)、該溶媒を蒸発させて淡黄色の油(14.7 g)を得た。該粗生成物を、EtOAc/HCl(g) (100 mL; EtOAc中のHCl(g)のバブリングにより調製した)に溶解し、室温で終夜攪拌した。溶媒を蒸発させて、該粗生成物をCH2Cl2(100 mL)に溶解し、5分間攪拌した。該溶媒を蒸発させて(一度繰り返した)、粗生成物を真空で50℃まで3時間温めた。該粗生成物をジエチルエーテルで磨砕し、白色結晶物を形成させ、これを濾過し、乾燥させて表題化合物(6.41 g)を得た。MS m/z 144 [m+1]] [0085] 中間体18 2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩] [0086] 表題化合物を、中間体17についての方法にて記載したとおり、エチル(R)-ピペリジン-3-カルボキシレート(25.0 g、159 mmol)およびジ-tert-ブチルジカルボナート(36.5 g、167 mmol)から製造し、白色固体として生成物(6.88 g)を得た。MS m/z 144 [m+1].] [0087] 中間体19 2-[ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩] [0088] 表題化合物を、中間体17についての方法にて記載したとおり、エチルピペリジン-3-カルボキシレート(6.837 g、47.75 mmol)およびジ-tert-ブチルジカルボナート(10.42 g、47.75 mmol)から製造し、白色固体として生成物(4.85 g)を得た。MS m/z 144 [m+1].] [0089] 中間体20 1-(ピペリジン-3-イル)エタン-1-オール] [0090] EtOH(15 mL)中の1-(ピリジン-3-イル)エタノール(249 mg、2.03 mmol)、ギ酸アンモニウム(557 mg、8.83 mmol)およびPd/C (10%、65.5 mg)の混合物を、マイクロ波反応器中で20分間110℃に加熱した。追加の量のギ酸アンモニウム(412 mg、6.53 mmol)を添加し、該反応混合物を20分間110℃に加熱した。該反応混合物を濾過し、該溶媒を蒸発させて、表題化合物(165 mg)を得た。MS m/z 130 [m+1].] [0091] 実施例1 2-(1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0092] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体1;103 mg、0.51 mmol) およびTBTU (195 mg、0.607 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-ピペリジン-3-イルプロパン-2-オール塩酸塩(中間体19;116 mg、0.645 mmol)およびトリエチルアミン(0.142 mL、1.01 mmol) 混合物に添加した。該混合物を、30分間室温で攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥(MgSO4)させた。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(145 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1786、実測値328.1784.] [0093] 実施例2 2-((3R)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0094] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体1; 102 mg、0.507 mmol) およびTBTU (196 mg、0.611 mmol)溶液を、CH2Cl2(2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 84.1 mg、0.471 mmol)およびトリエチルアミン(0.142 mL、1.01 mmol)混合物に添加した。該混合物を、終夜室温で攪拌し、次いでEtOAcで希釈し、NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させ、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 60:35:5)、表題化合物(101 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1786、実測値328.1790.] [0095] 実施例3 2-((3S)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0096] CH2Cl2 (2 mL)中の5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体1; 64.0 mg、0.36 mmol)およびTBTU (101 mg、0.315 mmol)溶液を、CH2Cl2(2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 54.1 mg、0.379 mmol)およびトリエチルアミン(0.048 mL、0.341 mmol)の混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌した。粗生成物を分取HPLCにより精製し(Xterra C18、10 mM NH4HCO3 (pH 10)-CH3CN)(5-30% MeCN)、表題化合物(23 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1786、実測値328.1788.] [0097] 実施例4 2-(1-{[5-(3-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0098] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(3-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体2; 112 mg、0.551 mmol) およびTBTU (194 mg、0.607 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-ピペリジン-3-イルプロパン-2-オール塩酸塩(中間体 19; 136 mg、0.757 mmol)およびトリエチルアミン(0.196 mL、1.41 mmol) 混合物に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(174 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1786、実測値328.1785.] [0099] 実施例5 2-((3S)-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0100] DMF(3滴)を、SOCl2 (8 mL)中の5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体3; 1.10 g、5.41 mmol)溶液に添加した。該混合物を、110℃まで30分間温めた後真空で濃縮した。CH2Cl2 (20 mL)中の酸塩化物の冷溶液(-20℃)を、-20℃でCH2Cl2(10 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 0.973 g、5.41 mmol)およびトリエチルアミン(1.49 mL、11.8 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を30分間攪拌し、次いでCH2Cl2で希釈した。該混合物を0.5 MHCl水溶液(3x15 mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、該溶媒を蒸発させ、透明なシロップ/油を得た。該シロップをジエチルエーテルに溶解させ、該溶媒を室温で蒸発させた。該固体部分をジエチルエーテル中で磨砕し、白色固体として標題化合物(750 mg)を形成させる。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1786、実測値328.1797.] [0101] 実施例6 2-((3R)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール CH2Cl2 (10 mL)中の5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体4; 148 mg、0.664 mmol)およびTBTU (264 mg、0.822 mmol)溶液を、CH2Cl2 (5 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 169 mg、0.940 mmol)およびNEt3(236 μL、172 mg、1.70 mmol)混合物に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌した。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(石油エーテル/EtOAc (1:1、1-6 % MeOH))、表題化合物(179 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1247.] [0102] 実施例7 2-((3S)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0103] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体4; 149 mg、0.666 mmol) およびTBTU (246 mg、0.766 mmol) 混合物を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 147 mg、0.818 mmol)およびNEt3 (190 μL、1.34 mmol)溶液に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(石油エーテル/EtOAc 1:1、勾配1-6 % MeOH)、表題化合物(23.1 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1249.] [0104] 実施例8 2-((3S)-1-{[5-(3-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0105] CH2Cl2(5 mL)中の5-(3-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体5; 67 mg、0.30 mmol) およびTBTU (100 mg、0.312 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 57 mg、0.32 mmol)およびNEt3 (120 μL、1.34 mmol) 混合物に添加した。該反応混合物を、室温で30分間攪拌した。該溶媒を蒸発させ、該残留物を、分取HPLC(Xterra C18、10 mM NH4HCO3 (pH 10)-CH3CN)(5-30% MeCN)により精製し、表題化合物(12 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1244.] [0106] 実施例9 2-((3R)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0107] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体6; 117 mg、0.524 mmol) およびTBTU (195.7 mg、0.609 mmol)溶液を、CH2Cl2(2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 107 mg、0.595 mmol)およびトリエチルアミン(150 μL、1.05 mmol)混合物に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ジエチルエーテル/石油エーテル/ MeOH 70:25:5)、表題化合物(120 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1247.] [0108] 実施例10 2-((3S)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0109] CH2Cl2 (5 mL)中の5-(3-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体6; 57 mg、0.30 mmol)およびTBTU (80 mg、0.249 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 147 mg、0.818 mmol)およびNEt3(120 μL、1.34 mmol) 混合物に添加した。該反応混合物を、室温で30分間攪拌した。該溶媒を蒸発させて、該残留物を分取HPLC(Xterra C18、10 mM NH4HCO3 (pH 10)-CH3CN)(5-30% MeCN)により精製し、表題化合物(19 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1245.] [0110] 実施例11 2-(1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-2-イル)エタノール] [0111] 2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン(203 mg、1.57 mmol)を、CH2Cl2 (6 mL)中の5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体4; 120 mg、0.54 mmol)およびTBTU (206 mg、0.642 mmol)溶液に添加した。該反応を室温で30分間攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(5 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C17H19ClN2O3 334.1084、実測値334.1081.] [0112] 実施例12 2-(1-{[5-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0113] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体7; 95.5 mg、0.402 mmol) およびTBTU (147 mg、0.458 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-ピペリジン-3-イルプロパン-2-オール塩酸塩(中間体 19; 84.0 mg、0.467 mmol)およびトリエチルアミン(0.112 mL、0.80 mmol) 混合物に添加した。該混合物を、室温で30分間攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ジエチルエーテル/石油エーテル/ MeOH 70:25:5)、表題化合物(63 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H23ClN2O3 362.1397、実測値362.1392.] [0114] 実施例13 2-(1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0115] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体8; 56.0 mg、0.26 mmol) およびTBTU (103 mg、0.321 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-ピペリジン-3-イルプロパン-2-オール(中間体 19; 52.2 mg、0.290 mmol)およびトリエチルアミン(0.072 mL、0.52 mmol) 混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、その後濃縮した。該残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)により精製し、表題化合物(46 mg)を得た。HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1941.] [0116] 実施例14 2-((3R)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0117] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体8; 139 mg、0.642 mmol)およびTBTU (245 mg、0.766 mmol)溶液をCH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール(中間体 18; 140 mg、0.779 mmol)およびトリエチルアミン(0.225 mL、1.6 mmol) 混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、乾燥(MgSO4)して濃縮した。該残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)により精製し、表題化合物(202 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1946.] [0118] 実施例15 2-((3S)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0119] CH2Cl2 (2 mL)中の5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体8; 68.0 mg、0.31 mmol)およびTBTU (101 mg、0.315 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 54 mg、0.30 mmol)およびトリエチルアミン(120 μL、1.34 mmol)混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌した。該粗生成物を分取HPLC(Xterra C18、10 mM NH4HCO3 (pH 10)-CH3CN)(5-30% MeCN)により精製し、表題化合物(9 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1949.] [0120] 実施例16 2-((3R)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0121] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体9; 104 mg、0.478 mmol)およびTBTU (166 mg、0.517 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール(中間体 18; 92.5 mg、0.515 mmol)およびトリエチルアミン(133 μL、97 mg、0.96 mmol) 混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌した。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:26:4)、表題化合物(105 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1945.] [0122] 実施例17 2-((3S)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0123] DMF(3滴)を、SOCl2 (8 mL)中の5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体9; 1.00 g、4.60 mmol)溶液に添加し、該混合物を110℃で30分間温めて、次いで真空で濃縮した。CH2Cl2 (20 mL)中の酸塩化物の冷溶液(-20 ℃)を、-70℃でCH2Cl2 (10 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 0.827 g、4.60 mmol)およびトリエチルアミン(1.3 mL、9.2 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を室温で30分間攪拌し、CH2Cl2で希釈し、0.5 M HCl(3x15 mL)水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(Na2SO4)。該溶媒を蒸発させて、透明なシロップ/油を得た。該シロップを、ジエチルエーテルに溶解し、該溶媒を室温で蒸発させた。該固体部分を、ジエチルエーテルを用いて磨砕し、ベージュ色の固体として表題化合物(1.32 g)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1951.] [0124] 実施例18 2-((3R)-1-{[5-(2-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール CH2Cl2 (6 mL)中の5-(2-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体10; 81.6 mg、0.394 mmol)およびTBTU (132 mg、0.411 mmol)溶液を、CH2Cl2(2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 73.4 mg、0.408 mmol)およびトリエチルアミン(0.1 mL、0.719 mmol) 混合物に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌した。該混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(49 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21FN2O3 332.1536、実測値332.1543.] [0125] 実施例19 2-((3R)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0126] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体11; 116.0 mg、0.560 mmol)およびTBTU (195 mg、0.607 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 107.0 mg、0.595 mmol)およびトリエチルアミン(0.083 mL、0.600 mmol)混合物に添加した。該混合物を室温で1時間攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈した。該有機相を飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(174 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21FN2O3 332.1536、実測値332.1527.] [0127] 実施例20 2-((3S)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール CH2Cl2 (2 mL)中の5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体11; 52.0 mg、0.301 mmol) およびTBTU (101 mg、0.315 mmol)溶液を、CH2Cl2 (2 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 54.1 mg、0.301 mmol)およびトリエチルアミン(0.048 mL、0.3 mmol) 混合物に添加した。該混合物を1時間室温で攪拌した。該粗生成物を、分取HPLC(Xterra C18、10 mM NH4HCO3(pH 10)-CH3CN)(5-30% MeCN)により精製し、表題化合物(24 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21FN2O3 332.1536、実測値332.1534.] [0128] 実施例21 2-((3R)-1-{[5-(1-ナフチル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0129] CH2Cl2 (6 mL)中の5-(1-ナフチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体12; 101 mg、0.424 mmol)およびTBTU (140 mg、0.436 mmol)溶液を、CH2Cl2(2 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 80.1 mg、0.446 mmol)およびトリエチルアミン(118 μL、0.85 mmol)溶液の混合物に添加した。該混合物を室温で30分間攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈した。該有機相を飽和NaHCO3水溶液、5% HOAc水溶液で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。該溶媒を蒸発させて、該残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ジエチルエーテル/石油エーテル/MeOH 70:25:5)、表題化合物(44 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C22H24N2O3 364.1787、実測値364.1781.] [0130] 実施例22 2-((3S)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0131] CH2Cl2 (4 mL)に溶解した3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体14; 137 mg、0.674 mmol) およびTBTU (221 mg、0.688 mmol)を、CH2Cl2 (4 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 121 mg、0.673 mmol)およびNEt3 (189 μL、1.35 mmol)溶液に添加した。該混合物を、22℃で90分間攪拌して濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc/MeOH勾配6:4:0 →48:48:4)により精製し、灰色の固体として表題化合物(47 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1787、実測値328.1788.] [0132] 実施例23 2-((3R)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0133] CH2Cl2 (5 mL)に溶解した3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体14; 92.0 mg、0.452 mmol) およびTBTU (145 mg、0.452 mmol)を、CH2Cl2 (4 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 97.5 mg、0.545 mmol)およびNEt3 (126 μL、0.935 mmol)溶液に添加した。該混合物を、22℃で90分間攪拌し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc/MeOH勾配6:4:0 → 48:48:4)により精製して、白色泡沫として表題化合物(81 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C19H24N2O3 328.1787、実測値328.1786.] [0134] 実施例24 2-((3R)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0135] SOCl2 (10 mL)に溶解した3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体15; 795 mg、3.56 mmol)を、マイクロ波反応器において110℃で20分間加熱した。該混合物を真空で濃縮して、CH2Cl2 (5 mL)に溶解し、CH2Cl2 (20 mL)中の2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オールハイドロクロライド(中間体 18; 630 mg、3.51 mmol) およびNEt3 (1.24 mL、8.90 mmol)溶液に室温で添加した。該反応混合物を30分間攪拌し、CH2Cl2 (20 mL)で希釈した。該有機相を5% HOAc水溶液、塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒の蒸発およびトルエン中での粗生成物の磨砕により、白色固体として標題化合物(977 mg )を得た。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1240.] [0136] 実施例25 2-((3S)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0137] SOCl2 (10 mL)に溶解した3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体15; 1.00 g、4.48 mmol)を、マイクロ波反応器において20分間110℃に加熱した。該混合物を真空で濃縮し、CH2Cl2 (5 mL)に溶解して、室温でCH2Cl2 (20 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 807 mg、4.49 mmol)およびNEt3 (1.56 mL、11.2 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を30分間攪拌した。該混合物を、CH2Cl2 (20 mL)で希釈し、5% HOAc水溶液、塩水で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。溶媒の蒸発、トルエン中での粗生成物の磨砕により、白色固体として標題化合物(1.32 g)を提供する。 HRMS (ESI+)計算値C18H21ClN2O3 348.1241、実測値348.1242.] [0138] 実施例26 1-(1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)エタノール] [0139] SOCl2 (3 mL)に溶解した3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体15; 149 mg、0.666 mmol)を、マイクロ波反応器中で120℃で15分間加熱した。該混合物を真空で濃縮して、CH2Cl2 (5 mL)に溶解し、室温でCH2Cl2 (4 mL)中の1-(ピペリジン-3-イル)エタン-1-オール(中間体 20; 130 mg、0.785 mmol)およびNEt3(0.228 mL、1.64 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を30分間攪拌した。該混合物を、CH2Cl2 (20 mL) で希釈し、1MのHCl水溶液および塩水で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該混合物を、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH勾配98:2 → 94:6)により精製し、4つのジアステレオマーの混合物として表題化合物の透明な油(99.1 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C17H19ClN2O3 334.1084、実測値334.1085.] [0140] 実施例27 2-((3R)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0141] SOCl2 (2 mL)中に溶解した3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体13; 135 mg、0.621 mmol)を、マイクロ波反応器において110℃で30分間加熱した。該混合物を、真空で濃縮して、CH2Cl2 (5 mL)に溶解し、室温でCH2Cl2 (4 mL)中に2-[(3R)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 18; 112 mg、0.623 mmol)およびNEt3 (0.173 mL、1.24 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を30分間攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈した。該有機相を、1MHCl水溶液、塩水で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該残留物をジエチルエーテル/石油エーテルから結晶化し、白色固体として標題化合物(152 mg)を得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1947.] [0142] 実施例28 2-((3S)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール] [0143] SOCl2 (2 mL)に溶解した3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-カルボン酸(中間体13; 115 mg、0.529 mmol)を、マイクロ波反応器内で 110℃で20分間加熱した。該混合物を真空で濃縮した、CH2Cl2 (5 mL)に溶解し、室温でCH2Cl2 (4 mL)中の2-[(3S)-ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール塩酸塩(中間体 17; 105 mg、0.584 mmol)およびトリエチルアミン(0.173 mL、1.24 mmol)溶液に添加した。該反応混合物を30分間攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈した。該有機相を、1MHCl水溶液、塩水で洗浄し、その後乾燥させた(MgSO4)。該残留物を、ジエチルエーテル/石油エーテルから結晶化して、表題化合物(111 mg)をベージュ色の固体として得た。 HRMS (ESI+)計算値C20H26N2O3 342.1943、実測値342.1949.] [0144] 生物学的方法 シンチレーション近接アッセイ Amersham Pharmacia Biotechから[1,2(n)−3H]−コルチゾンを購入した。Immunotechから抗コルチゾールマウスモノクローナル抗体のクローン6D6.7を、そしてAmersham Pharmacia Biotechからシンチレーション近接アッセイ(SPA)用の、抗マウスモノクローナル抗体で被覆されたビーズを得た。CalbiochemからNADPHの四ナトリウム塩を、そしてSigmaからグルコース−6−リン酸(G−6−P)を調達した。ピキア・パストリス(Pichia pastoris)において、ヒトの11−β−ヒドロキシステロイド脱水素酵素タイプ1の酵素(11−β−HSD1)を発現させた。Sigmaから18−β−グリシルレチン酸(GA)を得た。該化合物をDMSO中に溶解させ(1mM)、そして1mMのEDTAを含む50mMのTris−HCl、pH7.2で希釈した。WallacQuadra上でプレートを増幅させた。PackardのTop Countマイクロプレート用液体シンチレーション計測器にて生成物である[3H]−コルチゾールのビーズに結合した量を測定した。] [0145] 1mMのEDTAを有する30mMのTris−HCl(pH7.2)、基質混合物のトリチウム化コルチゾン/NADPH(175nM/181μM)、G−6−P(1mM)および連続希釈した阻害剤(9〜0.15μM)を含有する、ウェルの総体積が220μlの96ウェルマイクロタイタープレート(Packard、Optiplate)にて、11−β−HSD1の酵素アッセイを実施した。ピキア・パストリス(Pichia pastoris)の細胞ホモジネートまたはピキア・パストリス(Pichia pastoris)から調製したミクロソームのいずれかとして、ヒトの11−β−HSD1を添加することによって、反応を開始した。混合した後、プレートを30〜45分間室温で振盪した。該反応を1mMのGA停止液を10μL用いて終結させた。次いで、マウスモノクローナル抗体を添加(4μMを10μL)し、その後に100μLのSPA用ビーズ(製造メーカーの取扱説明書にしたがって懸濁させたもの)を添加した。11−β−HSD1を除外することによって適切なコントロールを設定して、非特異的結合(NSB)値を得た。プレートをプラスチックフィルムで被覆し、計測前に、室温で振盪させながら30分間のインキュベーションを行った。マイクロプレート用液体シンチレーション計測器にて、ビーズに結合した[3H]−コルチゾールの量を測定した。Activity Baseを用いて、阻害剤についてのKi値を計算した。IC50からKi値を計算し、Cheng Prushoffの式(Michaelis−Mentenの式に従う可逆的阻害を伴う):Ki=IC50(1+[S]/Km)[Cheng, Y. C.;Prushoff, W. H. Biochem. Pharmacol. 1973, 22, 3099−3108]を用いてKm値を計算する。IC50を、コルチゾンからコルチゾールへのターンオーバーの減少がそれぞれの基質の潜在的な阻害能力に依存するアッセイにて実験的に測定する。] [0146] 11−β−HSD1酵素についての実施例1-28の化合物のKi値は通常、約5nMから約600nMの間にある。] [0147] HTM-細胞アッセイ MYOC遺伝子産物であるミオシリンは、小柱網(TM)および毛様体(眼圧の調節に関与する眼の構造)を含む多くの眼球組織内で発現する。MYOC 遺伝子の突然変異は、増加した眼内圧および開放隅角緑内障のいくつかの形状に関連がある。該タンパク質は、グルココルチコイドによって高い程度に誘導され、調節性の水性の体液流出耐性に関与することが示唆されている(例えば、Nguyen T.D. et al. (1998) J. Biol. Chem. 273、6341-6350、Tamm E.R. (2002) Prog Retin Eye Res 21、395-428を参照されたい)。さらに、11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼタイプ1 (11β-HSD1)は、不活性なグルココルチコイドコルチゾンを活性なステロイドホルモンコルチゾールへの細胞間変換に関与する酵素である。] [0148] ヒト小柱網(HTM)細胞の初代培養物を、ヒトのアイバンクから得た外植片から単離し、2種の異なるタイプの実験に用いた。用量応答実験のために、細胞を試験化合物の連続希釈物(100 nMコルチゾンを含有する細胞培地中に10 μM〜565 pM)と共に24時間インキュベートした。コントロールは、培地単独(ネガティブコントロール)および100 nM コルチゾン(ポジティブコントロール)であった。回収した培地中のコルチゾールのレベルをコルチゾール-EIAKitにより決定し、得られる用量−反応曲線から3-30 nMのIC50値を検出した。] [0149] 長期試験を、MYOCおよび11β-HSD1遺伝子の発現がコルチゾールのレベルと相関し得るかどうかを試験するために行った。試験を3週間継続させ、そしてコルチゾンを用いる7日間のインキュベーション期間により開始し、その後コルチゾンの存在下で化合物と共に7日間のインキュベーションを行った。化合物の効果が1日および3日間継続するかどうかを試験するために、培地から化合物を回収し、コルチゾンのみを加えた。培養培地を、コルチゾール分析のために採収し、7、14、15および17日目に細胞分解物を遺伝子発現分析のために調製した。全てのステップにおけるコントロールは、培地単独(ネガティブコントロール)および100 nM コルチゾン(ポジティブコントロール)であった。培地交換は3日毎に行った。回収した培地中のコルチゾールのレベルを、コルチゾール-EIAKitを用いて決定した。RNAを17日の処置後の細胞分解物から抽出し、遺伝子発現を相対的な定量およびリアル・タイムTaqManポリメラーゼ連鎖反応により計測した。コントロールとして、18S RNAおよびβ-アクチンを使用した。RNAレベルをコントロールに対して正規化し、細胞密度による誤差を排除した。] [0150] ポジティブコントロールと比較して、阻害剤+コルチゾンによる7日の処置は、98 %のコルチゾール産物の防止をもたらした。驚くべきことに、阻害剤除去後の1および3日の、コルチゾール産物は低いままであり、その各々のコントロールの約20%および50%に留まった。同様に、MYOCおよび11β-HSD1の遺伝子が阻害剤により影響された。MYOC遺伝子の2〜10倍の上方調節がコルチゾン処置の7〜14日後に各々見られた。一方、コルチゾン単独で7日間処置し、さらに7日間阻害剤とコルチゾンにより処置された細胞は、遺伝子の上方調節を停止し、コルチゾン処置の第一週後とほぼ同じ発現レベルを維持した。阻害剤の除去後1日目に、MYOCの発現はコントロールの約40%まで回復し、上方調節3日後にコルチゾンコントロールの約70%に達した。同じ条件下で、11β-HSD1遺伝子発現は2〜5倍増加し、阻害剤の除去により徐々にコルチゾンにより達した上方調節が回復する。] [0151] 要約すると、本発明の化合物のコルチゾール産生の阻害への広範囲の影響は眼内圧の増加に関連する遺伝子産物の発現への効果と相関しており、薬理学的に関連のある小柱網細胞に対してその長時間継続する効果を示す。] [0152] 角膜透過性スクリーニングツール 本明細書に記載したような選択された多くの化合物を、眼薬の候補薬としてのその可能性を決定する際の助けとなるようインビトロでブタの眼に局所投与した後の眼内移行性について試験した。新たな眼を試験期間の各日の午前中に屠殺された動物から得た。この眼を、角膜の内皮を代謝的に活性となるように+37℃でBSSを含有するファルコンチューブ(50 ml)に移した。試験物質を局所投与する前に、長期のインキュベーション中に眼が過剰乾燥しないように、該眼を加湿器内に置いた。] [0153] ブタの眼を、リン酸緩衝液中の該化合物の溶液または懸濁液に暴露した。Cremophor(登録商標) RH40 (ポリオキソール・ヒマシ油、BASF)を、製剤用の賦形剤として規定どおりに使用した。各製剤に対して3つのインキュベーション時間を用いた。各時点に対して、6つの眼を用いた。投与前に、この眼を、角膜の表面を保湿するためにBSSに続いてリン酸緩衝液(50μl)の適用により洗浄した。製剤の一滴(20 μl)をインキュベーションの開始時に用いた。インキュベーションの終了時、角膜を30Gカニューレにより穿孔し、水性の体液(AH)を回収して、プラスチックチューブに移した。水性の体液サンプルを、分析まで−18℃で貯蔵した。] [0154] 試験化合物について、AH濃度は、10分間の暴露後に0.001-6μMの範囲にあることが判った。スクリーニングツールとして化合物の順位付けを、AH20分/IC50での化合物濃度の割合を用いて順に行った。該割合は、試験した化合物について30-400の範囲にあることが判った。] [0155] 結果として、本発明の化合物は、インビトロでブタの眼への局所投与した後の眼内移行が可能であることが示された。]
权利要求:
請求項1 式(I)の化合物(I)またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、水和物、幾何学異性体、互変異性体、光学異性体またはN-オキシド:式中、X-Yは、N-OまたはO-Nを示し;R1は、ハロゲン、シアノ、CF3、OCF3、C1-4-アルキル、ヒドロキシ-C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ-C1-4-アルキルおよびC1-4-アルコキシからなる群から独立して選択され;または2つの置換基R1は、それらが結合する炭素原子と共に5または6員の芳香族または非芳香族環を形成し、これは所望によりOおよびNから選択された1以上のヘテロ原子を含有し、かつ該環は所望によりハロゲン、シアノ、CF3、OCF3、C1-4-アルキル、ヒドロキシ-C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ-C1-4-アルキルおよびC1-4-アルコキシからなる群から選択される1以上の置換基により置換され;R2は、C1-8-アルキル、ヒドロキシ-C1-8-アルキル、C1-8-アルコキシ-C1-8-アルキル、C1-8-アルコキシ、ヒドロキシ-C1-8-アルコキシ、C1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシ、C3-8-シクロアルキル、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキル、C1-8-アルコキシ-C3-8-シクロアルキル、C3-8-シクロアルキルオキシ、ヒドロキシ-C3-8-シクロアルキルオキシおよびC1-8-アルコキシ-アルコキシ-C3-8-シクロアルキルオキシからなる群から独立して選択され;aは、0、1または2であり;およびmおよびnは、各々独立して0、1または2である;但し、該化合物が以下からなる群から選択されない:1-[(5-フェニル-4-イソオキサゾリル)カルボニル]-ピペリジン;5-フェニル-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;5-(4-フルオロフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;5-(4-クロロフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;5-(4-ブロモフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;5-(4-メチルフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;5-(4-メトキシフェニル)-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)イソオキサゾール;4-{[2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール;4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール;4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール;5-(2-クロロフェニル)-4-{[2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール;5-(2-クロロフェニル)-4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール;5-(2-クロロフェニル)-4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール;4-{[(2S)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール;4-{[(2R)-2-(メトキシメチル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}-5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール;5-(4-クロロフェニル)-4-{[2-(イソプロピル)ピロリジン-1-イル]カルボニル}イソオキサゾール;2-(1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-(1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-[1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン-3-イル]プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(4-メトキシフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;3-(1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)ペンタン-3-オール;3-(1-{[3-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)ペンタン-3-オール;3,5-ジメチル-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン;1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}-3,5-ジメチルピペリジン;3,5-ジメチル-1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン;5-エチル-2-メチル-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン;1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}-5-エチル-2-メチルピペリジン;および5-エチル-2-メチル-1-({5-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イソオキサゾール-4-イル}カルボニル)ピペリジン。 請求項2 aが1である、請求項1記載の化合物。 請求項3 R1が、ハロゲンまたはC1-4-アルキルであるか、あるいは2つの置換基R1が、それらに結合する炭素原子と共に5または6員環を形成する、請求項1または2記載の化合物。 請求項4 R1が、F、Clまたはメチルであるか、または2つの置換基R1が、それらに結合する炭素原子と共に6員芳香族環を形成する、請求項1〜3いずれか一項記載の化合物。 請求項5 R2が、ヒドロキシ-C1-8-アルキルまたはC1-8-アルコキシ-C1-8-アルコキシである、請求項1〜4いずれか一項記載の化合物。 請求項6 R2が、1-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシエチルまたは1-ヒドロキシ-1-メチルエチルである、請求項1〜5いずれか一項記載の化合物。 請求項7 2-(1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-(1-{[5-(3-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(4-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(3-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(4-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-(1-{[5-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-2-イル)エタノール;2-(1-{[5-(3-クロロ-2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-(1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(3,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(2-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[5-(4-フルオロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[5-(1-ナフチル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(2-メチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3S)-1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;2-((3R)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール;1-(1-{[3-(2-クロロフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)エタノール;および2-((3S)-1-{[3-(2,4-ジメチルフェニル)イソオキサゾール-4-イル]カルボニル}ピペリジン-3-イル)プロパン-2-オール、から選択される、請求項1記載の化合物。 請求項8 活性成分として請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物および医薬上許容し得る担体、希釈剤または賦形剤を含む、医薬組成物。 請求項9 治療における使用のための、請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物。 請求項10 緑内障の処置または予防における使用のための、請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物。 請求項11 緑内障の処置または予防用の医薬品の製造のための、請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物。 請求項12 緑内障の処置または予防のための方法であって、請求項1〜7のいずれか一項記載の有効量の化合物をかかる処置が必要なヒト対象に投与することを含む、方法。
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公开号 | 公开日 RU2480467C2|2013-04-27| HK1146049A1|2011-05-13| AU2009204825B2|2013-10-31| CA2711708A1|2009-07-23| BRPI0907099A2|2015-07-07| RU2010134361A|2012-02-27| JP5513409B2|2014-06-04| ZA201003620B|2011-08-31| AU2009204825A1|2009-07-23| IL206044D0|2010-11-30| NZ585787A|2012-03-30| CN101910160B|2013-01-09| IL206044A|2014-04-30| US20100022590A1|2010-01-28| EP2231650A1|2010-09-29| KR20100113091A|2010-10-20| CN101910160A|2010-12-08| WO2009090239A1|2009-07-23|
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